はじめての朝ごはん

幸せな大谷リサ・・・のつもりが、
なんだかよーわからん話になりましたが(汗)
今さら書きなおす時間もないので、公開してしまいます(;´▽`A

私がよく行くサイトに、「ほぼ日」があるのですが。
ここで公開してたコンテンツに、
「はじめての朝ごはん」のコンテンツがありまして。
見た瞬間、大谷とリサに合いそうだーーーと思って。
浮かんだ話です。

本当は、朝ごはん作るのは大谷かなぁとも思ったのですが。
(1/5エントリー、rainballさんのコメントvv)
とりあえず、今回はリサってことで(笑)
次・・・書くことがあれば、大谷で(笑)

明日も仕事、休みももしかしたら出勤・・・
そんな状況ではありますが、創作意欲だけは衰えていないので。
ぼちぼち書いていきます・・・








 冷蔵庫の前で、リサは頭を抱えていた。
 開けっ放しのその中からは、ひんやりとした空気が漂い。
 薄着をしていたリサの両腕は、軽く鳥肌が立つ。



「・・・どないしよ」


 
 リサは、困ったような、嬉しいような顔をして、じっと冷蔵庫の中を見ている。



 まさか、こんなことになるとは思わんかった。
 でも、いつかこんなことになるとは思ってたんけど。
 ・・・それが、今日だとは、やっぱり今でも信じられんのやけれど。



 キッチンからかすかに見える、奥の部屋のベッド。
 さっきまで隣にいたその人は。
 布団に包まりつつも、足先だけ、ちょっぴりはみ出していて。
 カーテン越しに差し込む太陽の光と、鳥のさえずりは。
 一日の始まりをく教えてくれる。



 こうして、この部屋で朝を迎えるのは、初めてで。
 だから、と言い訳するつもりはないねんけど。
 なんも考えてなかってん。



 リサは大きな溜息をひとつ。


 
 あたしだけやったら、朝ごはん抜きでもかまへんけど。
 やっぱり、大谷はそれじゃあかんやろうし。
 てか、作ってあげたい思うやん?

 なのに、この空っぽの冷蔵庫。
 そりゃ、食パンは置いてあったから、トーストぐらいは作れんけど。
 ・・・それだけて。
 ちょっと、かなり。
 女としてどうなん?

 

 そんなことを思いながらも、ないモノはないわけで。
 熟睡しきっている大谷をチラッと見ると、リサはゆっくりと頷く。



 決めた。
 コンビニ行ってこよう。
 どーせ、大谷しばらく起きひんやん?
 さっとコンビニいって、朝ごはんの材料、買うてこよっ!



 起こさぬように、足音をたてずに玄関までたどり着くと。
 ゆっくり静かにドアを開け。
 リサはコンビニへと向かった。




*     *     *     *     *     *

 そして、5分後。
 布団に包まったままの大谷は、大きな伸びをして、もぞもぞと動き出す。
 そして、ゆっくりと身体を起こすと、ぼーっとした頭で周りを見まわす。

 最初は寝ぼけたままの顔で。
 でも、すぐに辺りをキョロキョロ。



 あ・・・れ?
 確か・・・昨日の夜・・・



 いるべきその人が見当たらない状況に、大谷の頭は一気に目を覚まし。
 勢いよく立ち上がると、部屋の中をぐるぐる見てまわる。



 ・・・え?
 なんで・・・おらへん?



 昨夜は。
 大谷がひとり暮らしをするようになってから、初めてリサが泊まっていった日。
 そのはずなのに。
 キッチン、バスルーム、トイレ。
 どこにもその姿を見つけだせなくて、大谷はしばし呆然とする。

 

 ・・・・・・・・
 もしかして、帰ったん?
 オレ、なんかしたんか?
 なんも言わんと帰るとか、ありえへんちゅーか・・・
 


 大谷は慌てて服を着替えながら、携帯を手にして、リサにダイヤルする。
 5度目のコールで、聞こえてきた明るいリサの声。



「あれーー?大谷どーしたん?」
「ど、どーしたんって・・・おまえこそ何してんっ!」
「何してんて・・・」
「つーか、今どこにおんねん」
「へ?いま?」
「どこやっ」
「・・・大谷の部屋の前」



 慌てて部屋を飛び出す大谷の目の前に、荷物を抱えたリサ。
 状況の把握ができない大谷は、リサを見つめたまま動かない。



「おー・・・たに?」
「・・・・・・・」
「そんなとこに立ってんと、中入れへんのやけど」
「お・・・・・・・おぅ・・・」




*     *     *     *     *     *

 ・・・しばらくして。
 テーブルの上に品物を並べながら、リサはニコニコと笑っていた。



「ちょっと待っててな?すぐ朝ごはん作るから」
「おまえ・・・今までなにして・・・」
「へ?コンビニ行って、朝ごはんの材料買うてきてん」



 その言葉に、力が抜けたように、へなへなと座りこむ大谷を見ながら。
 リサはきょとんとした顔をする。



「どないしてん?そんなアホみたいな顔して」
「・・・・・アホて・・・何やそれ・・・」
「ん?」


 四つん這いになりながら、リサは大谷に近づくと。
 顔を覗きこみながら、真正面で正座する。



「・・・大谷、どしたん?」
「おまえなぁ・・・・・・・・・」



 そう言いながら、大谷は嘆息を漏らす。



「朝起きて、おまえの姿が見えんかったら、オレがどう思うか考えなかったん?」
「だって・・・熟睡してたから、起きひんか・・・と・・・」
「起きたやろ」
「・・・・・」



 その、大谷の真剣な眼差しに、リサは申し訳なさそうな顔をして俯く。



「・・・し、心配かけて、ごめん」
「ホンマにそー思ってん?」
「・・・思て・・・ます・・・」
「・・・・・・」



 大谷の視線から目を逸らしたままのリサは、その時、気がついていなかった。
 真剣な大谷の表情が、笑顔に変わったことに。


「ほな・・・」



 そう言いながら、大谷はリサの手をとる。
 そして、リサが反応するよりも早く、その手を引き寄せると。
 きつく抱きしめる。



「・・・・・・大・・・谷?」
「あんな?もっかいやり直しや」
「へ?」
「目ー覚めたとこから、やり直し」
「な・・・なんでそんなん・・・」
「こんな朝早くに、起きてまうなんてもったいないやろ」
「なに・・・言うて・・・」



 なにか言いたげなリサの唇を、大谷は人差し指でそっと触れる。
 そして。



「せっかく、朝まで一緒やったんやから」



 そう言うと、子供みたいな満面の笑みを見せ。
 大谷はリサに唇を重ねてくる・・・。



 大谷の部屋での、はじめての朝ごはんは。
 ・・・もう少し後。




END

COMMENT


こんにちは。

きなcoさ〜ん〜
また酔わされましたよぉぉぉ^^

とってもシアワセなお話ですよ〜

>さっきまで隣にいたその人は。
>布団に包まりつつも、足先だけ、ちょっぴりはみ出していて。

これに参りました。
誰もみたとこがないプライベートな部分をリサちゃんが見れたという・・・
なんとシアワセな光景だろうと思いっきり想像してしまいました(恥)

お話のリサちゃんがとなりにいなかったことへの大谷くんの慌てっぷりが
とてもいいです^^
かわいいです。
リサちゃんが、かいがいしくコンビニ行ってお買い物してる様子を思い浮かべてしまいました。
とってもかわいいです。
かわいい彼女です^^


私も「ほぼ日」スキで、よく拝見するのですよ^^
ブイヨン(犬)かわいいですよね☆
以前、+LOVETシャツも買いましてふらふら着て歩いてます(笑)
矢野さん(母子)のコンテンツがあるので楽しみ♪によく見てるんですよ。

お仕事お疲れ様です。
休日返上は大変だ。。。
どうぞ体調管理に気をつけて^^
お話、また楽しみに待っています★
2008/06/13 13:56  | URL | 大谷のおかん #qKuIJ8qA [edit]
素敵〜♥

冷蔵庫覗いて頭を悩ませてるリサとか、
簡単に髪をまとめてラフな格好で買い物に出てるリサとか、
家の中にリサがいなくてあたふたしてる大谷とか、
リサがのほほんと帰ってきてへたり込んでる大谷とか(笑)
いろんなことが頭に浮かんで楽しく読ませて頂きました〜v-344

大谷のオカンさんも書かれていますが、
大谷の足先だけ見えてるというシーンがすごく好きです。
ちょっとした幸せを感じるような、嬉し恥ずかしな感じですよね。
初めてのお泊りだったのならなおさら…^m^

大谷が一人暮らししてる設定でのお話のときいつも思うのは、
皆さんの頭の中に描かれている部屋の間取り(笑)
きっとそれぞれ思い描く大谷の部屋があるんだろうなあ(*^_^*)

「ほぼ日」!手帳を買おうと思って一時期しょっちゅう見てました。
最近ご無沙汰だったので久しぶりに行ってみたんですが、
「言いまつがい・暗黒編」を読んで大笑いしてしまいました(笑)

またお話楽しみにしています。
お仕事も頑張ってくださいね^^
2008/06/14 00:36  | URL | ぶびゃ #- [edit]
レス。

#大谷のオカン様
読んでくださってありがとうございますv-343
足先だけ見えてた・・・
評判よくて嬉しいですv
なんも考えないで書いた部分ではあるのですが(;^_^A
リサが可愛く見えるように、その部分はがんばって書いたので(笑)
可愛いとコメントもらえて、ヤッターってな気分ですヽ(^◇^*)/
ブイヨン、大好きです!
猫派な私ですが、やっぱりわんこもダイスキ〜〜v
優しいお言葉もありがとうございますv
しばらくは、仕事でヘロヘロ状態ですが、
がんばります〜(^^*)


#ぶびゃ様
読んでくださってありがとうございますe-328
リサがノーテンキに帰ってきたのを見て、
へたり込む大谷ってのは、
書いててすごく楽しかったです(笑)
大谷の部屋の間取り・・・確かに面白そうですv
私のは、昔風のアパートで、6畳+キッチン。
部屋の半分ぐらいはベッドと机で占領。
リサが部屋に遊びに来ると、あんまりくつろぐ場所がなく(笑)
ベッドの上がソファ代わり・・・でしょうか。
他の方の間取りとか、聞いてみると面白そうvv
ほぼ日手帳は、私も買おうか迷いました(笑)
でも、多分途中で投げ出すなと思ってやめました・・・
飽きっぽいんですよ・・・私(;^_^A

2008/06/16 02:32  | URL | きなco #SFo5/nok [edit]
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